今年度も学部2年生は小学生友の会にスタッフとして参加する。
小学生友の会とは、東京第一友の会主催の子供の集まりで、ともに生活を学んだり遊んだりするものである。創立者を同じくする2つの団体である自由学園と友の会の交流がさらに深まるとよいという学生の発案により3年前より始まった。
学部では、全員が1年次に必修授業として「生涯発達論」を受講し、幼児期と高齢期の発達心理を学ぶ。あわせて実習として、全員が自由学園幼児生活団で幼児と触れあう。この延長線として2年次に小学生と触れ合うことは将来のための貴重な経験となるであろう。
今年度は初回が4月21日(土)に行われて5名の学部生が参加した。感想として「1年から6年まで色々な子どもがいて新鮮だった」「さまざまな事情をかかえている子どもがいて、この会を通して心のケアが私たちにもできれば嬉しい」などの声があった。
今年度は、友の家の改修工事に伴い、5月26日(土)と6月30日(土)と1月26日(土)にのみ活動が行われる。学部生が小学生の良い手本となることを期待するとともに、よい成長の機会が与えられたことに感謝する。
文:遠藤敏喜(学部教師) 写真:友の会