4年生が日本家政学会で研究発表を行う/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年生が日本家政学会で研究発表を行う/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

4年生が日本家政学会で研究発表を行う

2013年5月21日

テーマ別グループ研究「数理モデルとインターフェイス」ゼミに所属する最高学部4年河上雄太と長左絵は、5月18日(土)から19日(日)の2日間に亘り昭和女子大学で開催された「日本家政学会第65回大会」にて研究発表を行った。

発表は”全国友の会「時間しらべ」の統計モデリング”という共通のテーマのもと、18日は河上による「高齢期の女性の社会活動, 余暇, セルフケア」のポスター発表、19日は長による「母親の仕事, 子育て, 家事, 自由時間」の口頭発表を行った。

家政学会での研究発表

研究発表の様子

私たちは統計解析の手法を学びながら、全国友の会「生活時間しらべ」のデータ解析を卒業研究としている。河上は高齢期会員の社会活動と健康との関わりについて、長は有職会員の末子の年齢別に見た生活時間の変化について、3年次から調査を続けている。今回は調査を通して得た知見を発表した。解析には、全国友の会で1959年から5年に1度実施されている「生活時間しらべ」の中の1999年、2004年、2009年の10年間の3回分のデータを用いている。

日本家政学会は1949年に設立された歴史ある学術団体であり、「家庭・福祉」「文化・芸術」「技術・産業」「情報・環境」と幅広い研究領域から、人間生活の充実と向上に寄与する目的をもっている。当日はポスター発表・口頭発表合わせて約300の発表が行われ、多様な視点を知り、多くの研究者と交流するとても貴重な機会となった。学会参加者の多くは家政学を専門とされている先生や大学院生が中心であったため、数学的アプローチの発表は稀有ではあったが、関心を持ち質問をしてくださる方もいらっしゃった。

今後は、8月にリオデジャネイロで開催される国際生活時間学会(IATUR2013)での口頭発表が控えている。今回の経験を活かし、よい準備をして挑みたいと思う。

文:長左絵(学部4年)

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