2月10日(土)の午後、4年の俵山 遥さんによるパフォーマンス「デンマーク体操の表現」が記念講堂にて行なわれ、多くの学部生、父母、教職員が鑑賞した。
俵山さんは、自由学園に入学してデンマーク体操に出会い、毎年の体操会では、全員体操、クラブ体操、メイポールダンス、幼児生活団の体操とリーダーを務め、積極的にデンマーク体操に関わってきた。学部に進学してからは有志体操にも毎年参加し、2年課程の卒業勉強でも「自由学園とデンマーク体操」というテーマに取り組んだ。3年編入後は、学外研修制度を利用して、デンマークのオレロップ体操学校へ4ヶ月間の留学もしてきた。
卒業制作では、これらの経験や勉強をパフォーマンスという形で作品にした。15年間続けてきたクラシックバレエや、独自の要素も取り入れたものに仕上げている。パフォーマンスの構成、振り付け、指導、衣裳制作を行い、一人ではなく、同級生や下級生にも出演してもらい、伝統的なものからヒップホップまでを演じた。衣裳制作の一部はデンマーク留学中に行なったものである。
本人のコメント:
私が今まで学んだもの、創作したものを表現できたと思う。私が体操をするうえで一番大切にしてきた「楽しむ」ことを出演者にも観客にも伝えられたことが嬉しかった。この発表を機に、あらゆる人が「体を動かす」ということに興味を持ってくれるとよい。協力してくれた多くの学生、生徒に感謝する。
遠藤敏喜(学部教師)