考古学講演会/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

考古学講演会/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

考古学講演会

2007年2月8日

考古学講演会2月3日、朝の礼拝後に、男子部生へ向けて考古学の講演会を記念講堂で行なった。これは、今年度が自由学園で最初の遺跡が発掘されてから70周年であることを記念し、私たち最高学部考古学グループによって企画開催したものである。会は学園の遺跡について学部生が説明をした後、実際に第1回の発掘にも参加された男子部1回生の宮島真一郎先生に講演をしていただいた。


「自由学園の考古学は男子部生の発見がきっかけだった。そして、男子部生の手で戦時中も考古学が行われていた。第1回の発掘はこの地域でも初めての発見であった」
これらの事実を中心に、学部生が説明をしてから、宮島先生の講演を伺った。宮島先生は、「男子部生はもっと遺跡のことにも興味を持つべきだ」と言われた。「考古学とは古きに学ぶということであり、ただ単に、石が出てきた、土器が出てきた、でも自分には関係ない、と済ませてしまってはいけない。そこから、これは何だろうと、思えなくてはいけない。関係ないと思うような人が戦争をするような人になってしまう。過去から学ぼうとしないからだ。ぜひ男子部生には過去から学べる人になってほしい」と話しを締めくくられた。
  考古学講演会   考古学講演会
自由学園遺跡について今の男子部生は知る機会が少ない。男子部の1単位分という限られた時間の中でいかに自分たちの足元に眠るもの、そして自分たちの大先輩の行ってきたものを知ってもらえるか、に尽力した。考古学グループは、近年、戦前戦後に発掘された遺物の整理作業を行っている。実際に当時の発掘に関わった方のお話を伺えた事はとてもよいことであった。

鈴木雄一(学部2年)

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