卒業研究と共同研究の中間報告/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

卒業研究と共同研究の中間報告/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

卒業研究と共同研究の中間報告

2006年12月18日

卒業研究と共同研究の中間報告12月18日(月)に、4年生の卒業研究と3年生の共同研究の中間報告会が開かれ、それぞれの進捗状況が報告されました。これを学部生と学部教師が聴きました。学園長と副学園長もいらしてくださいました。


本年度の卒業研究は以下の通りです。
●社会・教育
「教育における評価とは―体育教育を事例に」酒本絵梨子
「遊びという学び―子どもの今を追い、ライフスキルを軸に学びという側面を考察する」窪田正喜・遠山里花・福井篤志・水村賢太
「地域社会における世代間ギャップと交通問題」江渡 亮・白根将也・深谷亜ん理
●生活
「”働くこと”における自由学園教育の価値と重要性」岡本和毅・國井大輝・田尻知愛・成田孝子・森 唱江
●生活美術
「(制作)音と光の空間デザイン」畔津孝之介
「(制作)日本画」大塚 昂
「(制作)日本画 白梅図」小野寺真吾
「(制作)染織 生活してきた空間を表す」喜多川摩耶
「(制作)イタリアンヴァージナル」久保田みずき
「(制作)エアロゾール 平面構成」濱田祐士
「(制作)彫塑 手」廣木八恵
「(パフォーマンス)デンマーク体操の表現」俵山 遥
●語学・文化
「「状況の構築」とは何か―ギー・ドゥボールの映画を題材にして」大嶋桃子
●思想・歴史
「ウェリントン研究―ニュージーランド地域研究」小沼建人
「カシミール問題」須田圭一
「モンゴル民話・英雄叙事詩等の伝承研究」坂野太郎
「江戸元禄期の庶民思想」松尾秀希
「東久留米市柳窪地区における「まつり」の現代的意味」渡邉武俊
●物理・化学
「自由学園における局所的気候の解析」矢野賢太郎
●数理情報
「自由学園南沢キャンパスの幾何学的最適性」荒井聖輝
「正多面体の展開図と折り紙」菊地遊馬・吉川奈緒子
「後期式枯山水庭園に関する認知学的考察」奥本 桜
「インクジェットプリンターにおける正確なカラーマネージメント技術の研究」柿﨑弘平
鈴木春男学部長は、今回の中間報告会に関して、「報告時間と質疑応答の時間の使い方がよくなった。前回の中間報告会よりも、さらに遅れているグループと進んでいるグループの差が広がっている。遅れているグループの学生はよく頑張ってほしい。また、もっと多くの1~2年生が聴けるとよい」とおっしゃられました。
  卒業研究と共同研究の中間報告
   質問に答える4年生
生活美術の学生は、最終的には、卒業論文ではなく卒業制作を提出します。そのため、今回の中間報告にあたっては、これまでに制作した作品やデッサンなどが展示されました。とくに久保田みずきさんはチェンバロを制作していますが、その作品が11月30日の音楽会で、ヘンデルのメサイアより7番と16番と43番にて、使用されました。
  卒業研究と共同研究の中間報告   卒業研究と共同研究の中間報告
   美術作品の展示(左)と音楽会で演奏された久保田さんのチェンバロ(右)
卒業研究の最終的な報告会は3月3日(土)に、共同研究の報告会は翌週10日(土)に、記念講堂にて行われます。当日参加自由です。どうぞお越しください。
報告会のあとで、4年生の荒井聖輝くんの司会により、夕礼拝が行われました。これは学生による「礼拝を考える会」と「Sプロジェクト(学部生活を考える会)」の発案で実現した企画です。静かな時を過ごして、1日を締めくくりました。
  卒業研究と共同研究の中間報告
   夕礼拝の様子

文と写真:遠藤敏喜(学部教師)

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