谷川正己先生による開講記念講演/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

谷川正己先生による開講記念講演/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

谷川正己先生による開講記念講演

2013年4月23日

最高学部は,2013年度の開講記念講演として4月13日(土)午前に,フランク・ロイド・ライト研究の第一人者であられる谷川正己先生(建築史家/谷川正己フランク・ロイド・ライト研究室主宰)をお迎えして,「建築史学の楽しみ―建築家・Wright研究を通して」の題目で講演をしていただいた.

谷川先生は,イタリア語の”storia”には「歴史」「来歴」「作り話」「誇張」の4つの意味があるというお話から,歴史の話へ入られた.「証拠を実際に見ない限り歴史を語ることはできない」が谷川先生の方針で,ライトの研究においても、実際の建築を見に出かけたり,文書を探したりして,正しい歴史を調査されたとのことであった.多くの興味深い事例を具体的に紹介してくださり,「曖昧なものにはたくさんの説があるけれど歴史はひとつしかないから,証拠を探して,正しい歴史を調べて行く必要があり,それが”storia”の中の”hi-storia”つまり”history”なのだ」とまとめられた.

開講記念講演2013

開講記念講演の様子

写真:花井聖仁(学部1年)

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