2013年2月10日から19日まで、4年生35名と教師1名の計36名は卒業研修旅行のためマレーシアへ行ってまいりました。日程は以下の通りです。
2/10 クアラルンプール着
2/11 マラッカ(世界遺産)見学
2/12 マレーシア森林研究所見学/バティック(伝統工芸)制作体験
2/13 ペナン島へ移動し、KPTEC社工場見学
2/14~16 自由行動
2/17 熱帯果樹園見学/ジョージタウン(世界遺産)見学 クアラルンプールへ
2/18 自由行動
2/19 成田空港着
現地では、長年研修旅行を担当してくださっているガイドの方に案内をしていただきました。終始和やかな雰囲気で世界遺産の見学や伝統工芸の制作など、現地でしかできない貴重な体験をさせていただきました。
マレーシアはマレー系、中華系、インド系などの多民族国家であり、街を歩くと様々な言語、様々な民族衣装を着た人たちが行き交い、食文化も日本とは異なります。その中で皆いろいろな疑問を持ち、ガイドの方に積極的に質問をしていました。現地に行って体験することは、ただテレビで見たり聞いたりするだけでは得られないものを学べるのだと改めて実感しました。
卒業生が勤務しているKPTEC社への見学では、社会人になる私達へ向け、アドバイスを頂きました。海外で働くメリットや、現地の方を雇用し、共同作業を行う上での文化や宗教上の問題点など、最前線で働いている方のお話を皆集中して聞いていました。
4月から社会人として生活をしてゆく私達が、日々発展し続けているマレーシアという国を直接感じる機会が与えられたことはとても良い経験となりました。今回の旅行で得たものを、皆がそれぞれの場所で活かし、社会に良い働きかけができればと思います。
また、10日間という長い時間を友と共に過ごし、クラスの雰囲気がより暖かくなったと感じます。自由学園で過ごす残りの時間を大切に、友といられることに感謝しながら最後の1ヵ月を過ごしてゆきたいです。
最後に、今回の旅行に携わってくださった父母の方々、先生方、添乗員の荒川さん、ガイドのタンさん、見守ってくださった全ての方々に感謝申し上げます。
文:黒川麻紗(学部4年)
写真:後藤健太(学部4年)