12月18日(火)に4年生は卒業研究の中間報告会を行った。今回は1月にひかえている卒業論文提出前の最後の中間報告会であったため、どのゼミも研究動機と背景、研究の進捗状況とあわせて、卒業論文にどこまでまとめるかについても報告した。翌日のクリスマス音楽会のための雛壇がステージには組まれていたが、3月に行われる報告会本番を想定して、会場は記念講堂で行った。
各ゼミの報告タイトルは報告順に以下の通りで、報告後には短時間であったが質疑応答の時間をとり、先生方や下級生からたくさんのご意見・ご感想を頂いた。
午前の部
数理モデルとインターフェイス
・那須気象データを用いた統計解析
・合理的・高品質なプロジェクトマネジメント手法の開発
人間形成と教育
・JIYUアフタースクールのあり方についての考察
世界と日本の文化
・Amenity
・人を動かす力
午後の部
自然の理解と創造
・自然と人のかかわり―武蔵野の動植物について―
環境と経済・社会
・地域と自由学園の持続的関係つくりに向けた行動変容に関する研究~向山緑地としののめ寮の取り組みを通して~
ライフスタイル
・マーケティングの視点からみた「自由学園のブランド戦略」
今回の中間報告会では、2名の指導教員の先生方に講評をして頂いた。午前の部は木村秀雄先生(世界と日本の文化ゼミ)で、午後の部は杉原弘恭先生(環境と経済・社会ゼミ)で、研究の在り方はどうあるべきか、この時期の進捗はどうあるべきか、など厳しくも暖かいご示唆をいただき、身が引き締まる思いであった。
下級生からもアンケートを通して多くの感想をいただいた。12月は多くの行事があり、忙しい時期での中間報告会であったが、たくさんの方の協力により、無事終えることが出来たことに感謝する。なお、3月の報告会本番については、1月中旬にご案内を関係の方々に発送するとともにホームページでも情報を公開する。
午前の部の報告と木村先生の講評
午後の部の報告と杉原先生の講評
文:中筋文子(学部4年)
写真:遠藤敏喜(学部教師)