卒業年次生が創立者の記念日に墓前礼拝を行う/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

卒業年次生が創立者の記念日に墓前礼拝を行う/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

卒業年次生が創立者の記念日に墓前礼拝を行う

2012年10月27日

創立者羽仁吉一先生のご命日にあたる10月26日(金)の朝7時から最高学部4年課程4年生と2年課程2年生は雑司ヶ谷墓地にて墓前礼拝を行った.

礼拝は,まず全員で讃美歌352番を歌った後,矢野恭弘学園長が聖書『使徒言行録』1章6~8節を朗読し,次のように述べた.

今年は羽仁吉一先生が二宮の友情庵で亡くなられて満57年になる.自由学園,友の会,婦人之友社の3団体が創立者の理想を目指す使命のなかでこれまでともに歩んできたことに感謝する.今日は東北地方に震災支援に行っている数名を除いて卒業年次生が全員集まっているが,私たちが神様からどのような使命を与えられているかを考える機会としたい.朗読した聖書の箇所では,復活されたイエスが弟子たちに向かって「あなたがたは地の果てに至るまでわたしの証人とならん」と述べていて,羽仁吉一先生の好きな箇所であった.私たちの中に与えられている魂は神様と交わりができるものだ.私たちは、創立者が目指された”事業”を引き継いでいる.使命すなわちミッションの語源はラテン語で「送る」を意味する.卒業年次生ももうすぐ自由学園の手紙として社会に送り出されるが,そこで使命をもっての働きを期待している.毎日の生活にも使命がある。一生涯の使命と合わせて、両面からの使命を大事にしてほしい.

矢野学園長は,使命に生きた卒業生の例として,書籍『自由学人 羽仁吉一』から1回生宮嶋真一郎先生の箇所を紹介し,最後に羽仁吉一先生と親交のあった高村光太郎による追悼の詩を朗読した.その後,全員で讃美歌536番を歌った後,出席者全員が順番に拝礼した.

墓前礼拝2012
墓前礼拝の様子

墓前礼拝2012
拝礼の様子

墓前礼拝20121026
学生は朝の6時に集合して清掃とお花の用意をした

文・写真:遠藤敏喜(学部教師)

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