2月14日、最高学部4年生は途中参加の者を加え31名で、クアラルンプールから世界遺産であるペナン島へ移動しました。12時前にペナン島に到着し、昼食を頂いた後、14時半にKPTEC社へ会社訪問をしました。
そこでは、自由学園最高学部OB、男子部54回生の梶田一摩さんのご案内で工場を見学しました。会社説明のプレゼンテーションを受け、梶田さんから海外で働く事のメリットを伺いました。日本とは違った大きな権限を与えられると同時に大きな責任が発生する重要な役職であると梶田さんは述べられました。
その後、工場見学をしました。工場では、コンピュータの部品の一つであるハードディスクドライブのサブストレートを生産しておりデリケートな部品の為、一枚一枚検品をする作業を見学しました。作業の多くは、女性でイスラム系職員の為、祈りの時間になると生産効率が落ちると梶田さんは述べていました。
質問の時間では、学生から多くの質問をさせて頂、生産している製品自体への疑問や、他民族国家で仕事をする利点、宗教による価値観の違いがどのように仕事に影響するのか、等活発な時間を過ごす事ができました。質問した多くの学生は、自分が所属するゼミの専門分野に絡めた質問をしている事が非常に興味深い一面でした。工場見学の後は、17時半にホテルで解散しました。
今後は、17日までペナン島に滞在し、世界遺産のジョージタウン等を見学する予定です。17日は、クアラルンプールに戻り、18日に日本に向け出発、19日早朝に帰国予定です。
会社説明を受ける
工場見学と工場前での記念撮影
検品の様子
文・写真：渚 大地（学部4年）
