10月29日(土)に鎌倉の清泉小学校で開催された「世界新教育学会2011 国際フォーラム(全国大会)」にて、「人間形成と教育」ゼミと「環境と経済・社会」ゼミの最高学部4年生がそれぞれ研究発表を行った。
(左)環境と経済・社会ゼミの報告 (右)人間形成と教育ゼミの報告
環境と経済・社会ゼミ
タイトル:大規模ライフラインに支えられている現状を見つめ直す~非常時における対応能力を高める教育とは~
メンバー:浅原寛武・井澤夕里・古川太一・児玉哲宗(発表者)・砂子宗次朗・泉水友恵・武井ゆきの・中居楓子・杉原弘恭・小田幸子
私たちはテーマ別グループ研究として、災害発生時のハード面(ライフライン)とソフト面(自助・共助・公助)の対応を研究しています。学会発表ではソフト面のうち、自助力を養うWhat-if教育(もし~だったらどうするか?)を提案しました。「みずから生きる力」(羽仁もと子)を育てていくことに寄与できると思います。ミセス羽仁も講演された歴史ある学会で発表を行うことができ、シンポジウムでもとりあげて頂いたことは、よい経験となりました。
人間形成と教育ゼミ
タイトル:新教育における自由学園の考察
メンバー:大屋元志(発表者)・岡本学・踊諭志・髙橋耕司・土屋りえ・中島悠貴・咲花昭嗣・酒本絵梨子
発表では、大正期に盛んであった自由教育運動の流れの中で創立され、その中でも独自の教育を行ってきたと言われる自由学園の教育に焦点を当てました。メンバーの1人1人が取り上げている6つの主題を自由学園の特色として掲げ、自由教育運動との比較考察を行いながら、その独自性を明らかにしようと試みています。研究としてはまだ途半ですが、休憩時間にもアドバイスをいただくなど、収穫の多いものでした。これを生かして、卒業研究を進めたいと思っています。
文:児玉哲宗・髙橋耕司(学部4年)
写真:杉原弘恭(学部教師)