今年度、ネパールワークキャンプでは前回までの植林地であるスンダルバスティとバカテダラ、新植林地のゴサイクンダの計3ヶ所で活動を行っています。また、例年通り4つの学校で授業をしています。
震災の影響で日本での植林実習ができなかったため、実際に植林をするのはネパールが最初となりました。日本とは異なる土壌に、思い通りに仕事が進まないこともありましたが、村の人々と一緒に働き、目標本数の苗を植えることができました。
その他には仏教の聖地である寺院をエリアスタディーとして訪問したり、学部2年生のプラダン君とお父様に現地の村落を案内していただきました。
今年度は初参加の学生が多く、ネパールの人々との異文化交流から日本国民としての自分を省みた発言がよく聞かれます。また経験者からは、改装された道路や建物、電力の普及など、去年に比べて発展している町並みを見て、文字どおり一国の発展途上を実感したという声があがっていました。
食生活や気候の変動に体調を崩す学生もいましたが、植林活動の締めくくりである植え付け確認を明日に控えた今日、夕のミーティングにはメンバー全員が元気に揃うことができました。帰国までおよそ1週間となりましたが、気を緩めず、ネパールの人々との暖かい繋がりの中でしっかりと働き、元気に帰路につきたいと思います。日本で待っていて下さる皆さんの健康をお祈りします。
(左)授業風景:文化グループ KUHS (中)エリアスタディー(ナモブッダ) (右)植林風景 前年度活着率調査
2011年度ネパールワークキャンプ学生リーダー
最高学部3年 続木 光