2年課程卒業勉強と4年課程卒業研究の中間報告会を行う/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

2年課程卒業勉強と4年課程卒業研究の中間報告会を行う/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

2年課程卒業勉強と4年課程卒業研究の中間報告会を行う

2011年7月9日

第1回卒業研究中間報告会ポスター7月7日(木)に記念講堂にて,2年課程卒業勉強と4年課程卒業研究の中間報告会を行なった.最高学部では毎年,1学期最終日にこの報告会を行い,卒業年次生が卒業勉強・卒業研究の目的・計画・目標などを報告し,最高学部生全員で聞いている.

今年度の2年課程卒業勉強は自由学園独特の教育のひとつである「学園特別実習」を取り上げる.1999年の新体制以降の変遷を考察する.持続発展教育(Education for Sustainable Development)や史料学・アーカイブズの観点から切り込んでいる.

4年課程卒業研究は10チームある.ミクリ属などの東久留米市黒目川水系の植物の生育調査をするチーム,首都圏のライフラインを電気・水道などの項目別に平常時・非常時や空間スケールなどさまざまな切り口から考察するチーム,聖書や文学作品の中の言葉が持つ現実構成力を探求するチーム,自由学園を衣食住というライフスタイル的見地から考察するチーム,など多彩である(各タイトルはポスター参照).

リーダーのひとりである坂本康平くんは次のように語る.

自由学園68・88回生の私たちは,昨年のテーマ別グループ研究報告会にはじまり2回目の大きな報告会でした.新しく2年課程が加わり,卒業勉強と卒業研究の第一歩として,たいへん重要な会であったと思います.報告者全員が同じ事を感じていたのではないかでしょうか.当日の報告はどのグループも初回としては内容が濃いものであり,90分を予定した報告会でしたが,与えられた報告時間内に発表を納める事がとても難しく,しばしば報告時間を超過してしまう場面がありました.与えられた時間内で上手にまとめ,かつ報告を聞きにいらっしゃる方々に解りやすく発表することが最善であり,報告時間の超過については今回の反省点であったと感じています.今後はこれらの事を課題にし,精進できるようリーダーとして皆をまとめていきたいと思います.文末ですが,第1回卒業勉強・卒業研究中間報告会にお越しくださった方々に深く感謝の意を表したいと思います.ありがとうございました.

2年課程の報告 4年課程の報告 学部長大貫隆先生による講評
(左)2年課程の報告 (中)4年課程の報告 (右)学部長から講評をいただく

中間報告会では例年報告者はスーツを着用するが,今回は省エネに励んでいることから,通常の服装で行った.お暑い中を講師の先生や父母の方も多数お越しくださり感謝申し上げる.次回は10月2日(土)に行い,進捗状況を報告する.それぞれの勉強・研究が実りあるものとなることを祈る.

文・写真:遠藤敏喜(学部教師)
ポスター制作:坂本康平(学部4年)

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