6月27日（木）、東久留米市立生涯学習センターまろにえホールで、東久留米市シルバー人材センターの総会が開かれ、総会後のプログラムとして最高学部から弦楽オーケストラ、コーラス、独唱を披露しました。
シルバー人材センターのみなさまには、体操会など学園行事の際に来場者の誘導など運営に大きな力をお借りしています。今回はセンター理事長から依頼をいただき、演奏することとなりました。
出演した学生たちは、当日直前まで校内で練習を重ね本番に臨みました。学園と地域とのつながりを大切にする機会に、学部の音楽の学びが生かされたことを嬉しく思います。
以下、当日のプログラムからの抜粋です。
ごあいさつ
本日はお招きいただき、ありがとうございます。
自由学園は1921年に羽仁吉一・もと子夫妻によって創立され、10万平米の緑豊かな敷地で４歳から22歳までの若者と、Living Academyで学ぶ45歳以上の学生が同じキャンパスで学んでいます。
「人間は実利実用だけでなく、芸術によって人間性を高めなくてはならない。芸術によらなくては、本当の人間になれないという部分があるのではないか。」という創立者の考えに基づいて音楽教育も大切にされてきました。学園が池袋から東久留米市に移転して数年後の1937年には生徒全員が楽器を習う音楽一斉勉強が始まり、オーケストラもできました。それが87年続いて現在の弦楽オーケストラがあります。現在では希望者が弦楽オーケストラ、管楽器のウィンドオーケストラ、コーラス部で活動しています。また全員で行う合唱は、学園の音楽教育において今もなお、大きな柱の一つとなっています。
本日は、学部生が弦楽オーケストラ、コーラス、独唱の演奏をさせていただきます。お楽しみいただけましたら幸いです。
○弦楽オーケストラ
ヘンデル作曲 「水上の音楽」より ホーンパイプ
アラン・メンケン作曲 「美女と野獣」
○コーラス
村本晋也作詞・作曲 組曲「月の世界へ」より 「この船の行く先で」
○独唱
野上彰作詞 小林秀雄作曲 「落葉松」
プッチーニ作曲 オペラ「ジャンニ・スキッキ」より 「私のお父さん」
ゲーテ詩 シューベルト作曲 「糸を紡ぐグレートヒェン」
バーンスタイン作曲 ミュージカル「ウェストサイド物語」より 「トゥナイト」
文：咲花 昭嗣（最高学部教員）・写真：鈴木 康平（最高学部長室）
