講義「日本の里山・里川・里海と地域デザイン」で荒川流域についての事前学習/教養・専門 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

講義「日本の里山・里川・里海と地域デザイン」で荒川流域についての事前学習/教養・専門 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

教養・専門

講義「日本の里山・里川・里海と地域デザイン」で荒川流域についての事前学習

2024年6月8日

6月1日(土)、最高学部の講義「日本の里山・里川・里海と地域デザイン」では、6月上旬に予定している荒川流域の見学に向けた事前学習を行いました。
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講義の様子

 

はじめに5月に実施した「三浦半島・小網代の森」見学について、各自の感想を共有を中心に振り返りました。続いて、秋期では南沢キャンパスや飯能・名栗フィールドを含む「荒川流域」を共通のフィールドとして、個別テーマを設定し探求的に学びを深めていくため、6月上旬に実際に荒川流域を概観する見学ツアーを予定しています。これに先立ち、レポート課題の提示と、事前学習を行いました。

流域の水系をはじめ、地形や土地利用などを確認しながら、全国の他の河川流域に照らしての位置付けや、取り分け首都東京を抱える流域として、治水・利水面のインフラ整備が強力に推進されて来たことなどを解説しました。その他、荒川の江戸時代以降の瀬替えや放水路の整備、様々な利水形態、希少種の生息場などについても確認しました。見学当日は埼玉県立川の博物館、自然の博物館の見学を核に1日をかけてフィールドワークを行う予定です。 

学生から「荒川が利根川と繋がっている事を始めて知った、色々な工夫があって今の快適な水を使った生活できていることが分かった」、「荒川見学を通じて、どれだけ私達の生活において重要な役割を果たしているのか知れることが楽しみ」といった感想が聞かれました。

 

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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

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