学部教員が土木史研究発表会で口頭発表をしました/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学部教員が土木史研究発表会で口頭発表をしました/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

学部教員が土木史研究発表会で口頭発表をしました

2024年6月24日

6月22日(土)、23日(日)に名古屋市の名城大学天白キャンパスで開催された土木学会の第44回土木史研究発表会で、学部教員の吉川が「東武鉄道・北千住駅周辺に残存するレンガ積み橋台遺構と荒川放水路建設によるルート変更」と題して25分間口頭発表しました。今年2月のあらかわ学会年次大会2023での発表以降、他の事例も含めて増補したものです。また講演論文が『土木史研究Vol.44』に掲載されました。

 

名城大学で開催された第44回土木史研究発表会

 

内容はタイトルの通り、東武鉄道の北千住駅周辺区間に残された歴史的土木構造物(レンガ積みの鉄道橋梁橋台)の現状と遺構の残存理由についての考察を取りまとめたものです。テーマとした現在の荒川下流に相当する「荒川放水路」は、今年10月に通水100周年を迎えます。またこれに先立ち、今年5月にはその主要施設であった旧・岩渕水門が重要文化財に指定されることになりました。今後も、地域に残された歴史的土木構造物の価値の認識が深まるよう調査・研究と発信を進めていきます。

またエクスカーションでの名古屋市の堀川・中川運河の巡見はじめ、会場での意見交換など大変有意義な機会になりました。

 

発表で用いたスライド

 

講演用論文が掲載された『土木史研究Vol.44』

 

関連記事はこちら
(2024/2/13)2月12日「あらかわ学会年次大会2023」で教員が口頭発表しました
(2023/6/28)学部教員が土木史研究発表会で口頭発表をしました
(2022/6/18)学部教員が土木史研究発表会で口頭発表をしました
土木学会 土木史委員会

 

文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

カテゴリー

月別アーカイブ