生活経営研究実習の学びで幼児生活団幼稚園の園児の活動をサポート/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

生活経営研究実習の学びで幼児生活団幼稚園の園児の活動をサポート/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

生活経営研究実習の学びで幼児生活団幼稚園の園児の活動をサポート

2024年6月7日

幼児生活団幼稚園の先生より「学園の庭の梅の実を使って、生活団で飲む梅シロップを園児が作ることをしたいと考えています。梅の収穫から園児が関わることはできませんか?」とのご相談がありました。
そこで、最高学部の生活経営研究実習「庭園・自然環境:樹木グループ」と「食グループ」の学生が園児の活動をサポートすることになりました。以下は、一緒に活動した学部2年生の報告と感想です。(文:小田幸子)

 

5月24日(金) 樹木グループ 梅の収穫

5月24日、樹木グループの4人は,幼児生活団と合同で梅の収穫を行いました。
初めに、学部生の自己紹介、「(老木であることや安全面から)梅の木には登らないこと」「どの木から収穫するか」などの注意事項を説明してから、樹木グループの学生と生活団の子ども達のグループに分かれて収穫を始めました。5、6才組の子どもにはできるだけ自分で採ってもらい、4才組の子どもには学部生が木の下に敷いたブルーシートに落とした梅をひろってもらうことにしました。
子ども達は初めての梅の収穫に興味津々な様子で、元気いっぱいに背伸びやジャンプなどを駆使しながら自力で収穫する子どもや、手の届きづらい所は学部生や先生方に抱っこしてもらいながら収穫をする子どももおり、持ってきたバケツいっぱいのウメを収穫することができました。収穫は1回20分、2回に分けて行い、収穫した梅のうち10キロの梅を生活団で梅シロップにすることになりました。
冬に剪定をして立派に実った梅の実を、生活団の子どもと達を一緒に収穫することができ、私たち学生もより楽しい収穫のひと時を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

文:中川 和作(2年・生活経営研究実習 庭園・自然環境:樹木グループ)

 

5月31日(金) 食グループ 梅シロップ作り

私たち食グループは、5月31日に幼児生活団の子ども達と梅シロップづくりを行いました。
樹木グループと生活団の子ども達が収穫した梅を使い、食グループのメンバーが梅シロップの作り方を教えました。時間は10時から11時30分の1時間30分行いました。
まずは、手洗いから一緒に付き添い、その後みんなで自己紹介、そして作業に取り掛かりました。子ども達は予めグループに分かれており、それぞれ2つのテーブルに分かれ作業をしました。

シロップ作りの作業内容は、瓶の中に梅を入れ、次に氷砂糖を敷き詰め、また梅を入れるという工程を繰り返し行います。1テーブルに6人いたので梅は1人2つずつ入れてもらい、氷砂糖は小さな手で一掴み、これを1グループ3周ほど行いました。

この時間を通して難しかった事、それは子供たちに行程を正確に伝えるむずかしさです。子供たちは言われた事以上に動くので、「梅を持っていてね」と言うと渡した瞬間に瓶に入れようとします。そのため「まだ入れないでね」と付け加えて伝える必要がありました。子供たちを見て、伝えることの大切さと自分達に無い積極性を感じました。最初は自分達が教えるつもりで生活団に行きましたが、子ども達から学べることも多く、楽しくできました。子ども達はとても可愛いかったです。今度は梅シロップが完成した時に生活団に行きます。

 

 

 
文:田中 勇士(2年・生活経営研究実習 食グループ)

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