【気象観測室】春の自由学園名栗植林地で活動/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

【気象観測室】春の自由学園名栗植林地で活動/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

【気象観測室】春の自由学園名栗植林地で活動

2024年5月10日

4月27日(土)、最高学部の水文・気象観測室の学生は、埼玉県飯能市に位置する自由学園名栗植林地で活動しました。林内を巡視しつつ観測機器のメンテナンスをはじめ、渓流の水質・流量の調査、動植物の観察なども行いました。中でもシカによるとみられる樹皮剥ぎの痕跡を確認しました。またいたるところでスミレの仲間が観察できました。スミレは自由学園の「スクールフラワー」の一つでもあります。

 

ひっそりとスミレが咲く林内を巡視する

 

植林地に隣接する正丸山にも登頂

 

シカによるとみられる樹皮剥ぎの痕跡

 

林内の雨量計の清掃・点検

 

気象観測機器からデータの回収

 

植林地下流の渓流での流量観測

 

以下は、4月27日〜28日にかけて花や新芽が見られた植物(灌木・草本)の一部です。中でも自由学園のスクールフラワーでもある数種類のスミレの仲間が印象的でした。これらは2021年3月に整備した森林作業道沿いで多く見られ、年々個体数が増えているように感じます。これは整備に伴う除間伐により、林床まで日光が届くようになったことが一因と考えられます。

 

スミレの仲間

 

フモトスミレ

 

タチツボスミレ

 

イノモトソウ

 

ヒトリシズカ

 

ニリンソウ

 

ウラシマソウ

 

ヤマツツジ

 

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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

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