【那須農場の学び】那須農場の水田で田植えの準備が始まる/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

【那須農場の学び】那須農場の水田で田植えの準備が始まる/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

【那須農場の学び】那須農場の水田で田植えの準備が始まる

2024年4月28日

4/23、栃木県那須塩原市に位置する自由学園那須農場の接骨木水田では、田植えの準備が始まりました!
ちょうどこの日は生産と指導をお願いしている地元農家の八月朔日(ほづみ)さんが代掻きに向けて水を張っているところでした。最初は水を入れて馴染ませるだけで、一度水を落とし、再びを水を張って代掻きすることで土中が嫌気状態になることを防ぐそうです。

 

接骨木水田の水張りの様子

 

田から田へ水が導かれる

 

最高学部生が栽培を行う水田

 

また連休から始まる田植えに向けて、八月朔日さん宅の庭先では苗の準備が最盛期を迎えていました。この日、自由選択講義「那須農場での学びと持続可能な農業地域づくり」で稲作を担当する学生の代表が現地を訪れ、苗の準備作業に参加させていただきました。
流れ作業で苗箱に培養土、種籾を連続投入し、トラックへと積み込みます。午前中だけで400枚程が作られ、育苗のためのビニールハウスへと運び、敷き詰めて行きます。最後に遮光シートをかけて養生します。しばらくすると発芽し、苗が仕上がって行きます。最終的にこれが数千枚作られるのには驚きです。
南沢から離れた場所での活動のため、稲作の全てのプロセスに関わることはできない状況ですが、今回は準備の段階から参加でき、大変良い機会となりました。
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苗代(なえしろ)の様子

 

いよいよ、1943(昭和18)年に自由学園創立者の羽仁吉一先生がこの水田を購入されて以来、82年目(回目)となるお米作りが始まります!連休中には最高学部と南沢会による田植えが予定されています。

 

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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

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