【気象観測室】校内を流れる立野川の河道横断測量調査に着手/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

【気象観測室】校内を流れる立野川の河道横断測量調査に着手/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

【気象観測室】校内を流れる立野川の河道横断測量調査に着手

2024年4月28日

最高学部の水文・気象観測室とフィールドサイエンスゼミでは、校内を流れる立野川の「新天地(実習圃場)」区間において、4/21から2024年度の河道横断測量調査に着手しました。
立野川の校内区間のうち、およそ100mはコンクリート等の護岸が設置されていない「自然河岸」の状態を維持しています。環境の多様性や動植物の保護の点から、今後も維持していきたいと考える一方、最近10年余りの間に蛇行が急になり、断面が大きくなっている状況です。そのため実際の変化を数値的に記録し対策の提案につなげるため、年に一度、10m毎、計15地点で河道の断面を測量し、比較・検討することにしました。
調査は2021年度からスタートし今回で4年目です。オートレベルやレベルプレーナーという測量機材を用いて、今年度は過去2年間で失敗を繰り返しつつも技術を習得して来た3年生中心に調査を進めています。

 

測量調査の様子

 

レベルプレーナーを用いて水準測量

 

10mごとに測線を設定

 

枝や草を除け見通しを確保しながらの作業

 

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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)

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